2024.06.10
『認知症介護基礎研修』とはどんな資格?? 2024年4月から義務化!
【認知症介護基礎研修とは】
認知症介護基礎研修は、認知症を持つ方々の介護に必要な知識と技術を学ぶための研修です。
この資格を持つことで、認知症の症状や行動について理解し、適切な対応方法を身に付けることができます。
介護の現場で重要な役割を果たすための第一歩となるこの研修は、介護職員としてのスキルアップに大いに役立ちます。
ポイント①:2024年から義務化
2024年4月1日以降から、全ての介護職員に対して認知症介護基礎研修の受講が義務化されます。
猶予期間として、無資格の方が介護職員として新たに入社する場合、事業者は、入社後1年以内に認知症介護基礎研修を受講させなければいけません。
これは、認知症の方々に対する質の高いケアを提供するために必要な措置です。認知症ケアのスキルを持つことで、介護職員としての信頼性が高まり、転職市場でも有利になります。
ポイント②:介護の仕事に興味がある方へ
介護の仕事に興味がある方にとって、この研修は非常に重要です。
認知症介護基礎研修を修了することで、介護施設や病院での採用率が高まり、将来的なキャリアパスが広がります。介護の現場で求められるスキルを身につけ、自信を持って業務に取り組むことができます。
ポイント③:家族や友人のために
家族や友人が認知症介護の仕事をしている場合、この研修の内容を理解しておくことは非常に有益です。
認知症に対する理解を深めることで、日常生活でのサポートやコミュニケーションが円滑になります。介護の現場だけでなく、家庭でも役立つ知識を学ぶことができます。
【認知症介護基礎研修の魅力について】
認知症介護基礎研修の最大の魅力は、認知症を持つ方々への理解と対応力を向上させる点にあります。
この研修を受けることで、介護の基本的な知識と技術を身につけることができます。
研修では、認知症の基礎知識から始まり、具体的な介護技術まで幅広く学びます。
例えば、認知症の症状や進行状況について理解し、それに応じた適切なケア方法を習得します。また、認知症の方々とのコミュニケーション方法や、日常生活での支援方法についても学べます。
これにより、介護現場での実践力が大幅に向上し、認知症ケアの質を高めることができます。
さらに、認知症介護基礎研修を修了することで、介護職員としての信頼性が向上します。
資格を持つことで、雇用主からの評価も高まり、キャリアアップのチャンスが広がります。介護施設や病院では、認知症ケアの専門知識を持つ人材が非常に重宝されます。
また、この研修は、介護職員だけでなく、認知症を持つ家族をサポートする一般の方々にも役立ちます。
認知症の理解が深まることで、日常生活でのサポートがより効果的になり、家族全員が安心して生活できる環境を作ることができます。
【資格取得するためには】
認知症介護基礎研修の受講方法は、eラーニングが基本とされていますが、オンライン配信を含む集合型研修で実施される場合もあります。
研修期間は、基本的に1日となっております。
認知症介護基礎研修は、各自治体が指定した実施団体にて受講となります。
受講の申し込みについては、受講者個人ではできませんから、従事する介護保険施設や事業者の責任者を通じて行います。各自治体のホームページで確認する事ができます。
【まとめ】
このように、認知症介護基礎研修は、比較的短期間で効率的に資格を取得できる点が魅力です。ただ、個人ですることができないのが不便な点でもあります。
また、無資格の場合、介護職員として就職することができなくなると誤解されている方も多いですから、まずは担当エージェントに問い合わせてみましょう。
2025年には、高齢者の約5人に1人は認知症になると推計されていますから、認知症ケアについて少しでも知識を入れておくことをおススメしています(*^-^*)