2026.08.26
介護職で副業はできる?注意点も解説|無理なく収入を増やす働き方

介護職として働いている方の中には、「もう少し収入を増やしたい」「空いている時間を活用したい」「副業として介護の仕事を始めたい」と考える方もいるのではないでしょうか。
介護の仕事は、正社員、派遣、パート、訪問介護、デイサービスなど、さまざまな働き方があります。そのため、本業のシフトや生活リズムに合わせて副業を検討できる場合もあります。
一方で、介護職は利用者様の命や生活を支える仕事です。副業によって疲労がたまったり、本業に支障が出たりすると、食事介助、入浴介助、移乗、認知症ケアなどで思わぬミスにつながる可能性もあります。
この記事では、介護職で副業はできるのか、どのような働き方があるのか、始める前に確認すべき注意点をわかりやすく解説します。
1.介護職でも副業できる?まず確認したい基本ルール
介護職でも、副業ができる場合はあります。ただし、誰でも自由に始めてよいわけではありません。まず確認すべきなのは、現在働いている職場の就業規則です。
職場によっては、副業を認めている場合もあれば、事前申請が必要な場合、副業を禁止している場合もあります。特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、病院、クリニック、介護医療院、グループホームなど、勤務先の種類に関係なく、まずは自分の雇用契約や就業規則を確認しましょう。
特に正社員として働いている方は注意が必要です。副業先で働く時間が長くなりすぎると、本業のシフトや夜勤に影響が出ることがあります。介護職は、利用者様の体調変化に気づいたり、看護師や准看護師と連携したりする場面もあるため、集中力や体調管理がとても大切です。
副業を考える理由として多いのは、収入アップです。介護福祉士や介護職員初任者研修を持っている方であれば、資格を活かして短時間の訪問介護や派遣介護職として働ける可能性があります。未経験や無資格OKの求人でも、見守りや補助業務から始められる場合があります。
ただし、「時給が高いから」「家から近いから」だけで副業先を決めるのはおすすめできません。失敗例として、本業の夜勤明けに副業を入れすぎて疲労がたまり、入浴介助や移乗の場面で集中できなくなったケースがあります。
一方で成功している方は、「本業が日勤中心の週にだけ副業する」「週1回だけ訪問介護に入る」「派遣会社に副業希望で相談する」など、無理のない範囲で働いています。
介護職で副業をするなら、まず就業規則、勤務時間、体力面を確認すること。これが安心して始めるための第一歩です。
2.介護職が副業として選びやすい働き方
介護職の副業には、いくつかの働き方があります。自分の資格や経験、働ける時間に合わせて選ぶことが大切です。
まず選ばれやすいのが、訪問介護です。ヘルパーとして利用者様のご自宅を訪問し、生活援助や身体介護を行います。短時間から働ける求人もあり、本業の休日や空いている時間を活用しやすい場合があります。ただし、訪問介護では介護職員初任者研修などの資格が必要になるケースが多いため、応募前に条件を確認しましょう。
次に、デイサービスやデイケアでのパート勤務も選択肢になります。日勤中心の求人が多く、食事介助、入浴介助、アクティビティの準備、利用者様との会話などに関わります。夜勤が難しい方や、生活リズムを崩したくない方に向いています。
また、派遣介護職として副業する方法もあります。派遣の場合、勤務日数や時間、勤務地を相談しながら求人を探せることがあります。週3日からOK、平日のみ、土日休み、扶養内勤務など、希望条件に合う求人を紹介してもらえる可能性があります。
グループホームや小規模多機能ホーム、住宅型有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などでも、短時間や夜勤専従の求人が出ることがあります。グループホームでは認知症のある利用者様と関わる場面が多く、地域密着型のあたたかい雰囲気の中で働ける場合もあります。
経験者や介護福祉士の方は、本業で身につけた食事介助、入浴介助、移乗、認知症ケアなどの経験を副業にも活かしやすいでしょう。将来的に生活相談員やケアマネージャーを目指している方にとっては、さまざまな施設形態を知ることが学びになる場合もあります。
未経験者や初心者の場合は、いきなり身体介護の多い副業を選ぶより、研修制度がある職場や、先輩職員のフォローがある職場を選ぶと安心です。副業だからこそ、無理なく学べる環境を選びましょう。
3.副業前に確認すべき注意点
介護職が副業を始める前に、必ず確認したい注意点があります。収入を増やしたい気持ちがあっても、確認不足のまま始めると、本業や生活に支障が出る可能性があります。
まず大切なのは、勤務時間の管理です。本業と副業を合わせると、思っている以上に働く時間が長くなることがあります。特に夜勤のある介護職は、睡眠時間が不規則になりやすいため、副業を入れすぎると疲労が抜けにくくなります。
介護の仕事では、利用者様を支える場面で集中力が必要です。入浴介助や移乗では、少しの油断が事故につながることもあります。認知症の方への声かけや見守りでも、疲れていると気づきが遅れることがあります。副業をする場合は、「本業に支障が出ないか」を最優先に考えましょう。
次に、守秘義務にも注意が必要です。介護スタッフは、利用者様の身体状況、家族構成、生活状況など、個人情報に触れる仕事です。副業先が同じ地域の介護事業所である場合でも、本業で知った情報を話したり、職場の内部情報を持ち出したりしてはいけません。
また、税金や社会保険の確認も必要です。副業で一定以上の収入がある場合、確定申告が必要になることがあります。扶養内で働いている方は、収入が増えることで扶養条件に影響する可能性もあります。副業を始める前に、収入の見込みを確認しておくと安心です。
失敗例として、「少しだけのつもり」で副業を始めたものの、シフトを増やしすぎて体調を崩してしまったケースがあります。反対に成功している方は、「月に何時間まで」「夜勤明けは入れない」「通勤30分以内」など、自分なりのルールを決めています。
副業は収入アップにつながる一方で、体調管理とルール確認が欠かせません。安全に働くためにも、無理のない範囲で始めましょう。
4.自分に合う副業求人を探すなら相談しながら進める
介護職で副業を考える時は、一人で求人を探すより、希望条件を整理しながら相談することがおすすめです。副業に向いている求人かどうかは、時給だけでは判断できません。
たとえば、岡山県、広島県、香川県で介護求人を探す場合でも、岡山市、倉敷市、玉野市、広島市、福山市、高松市など、エリアによって求人内容や通勤時間は異なります。時給が高くても通勤に時間がかかると、結果的に負担が大きくなることがあります。
求人を見る時は、勤務時間、シフト、通勤距離、仕事内容、研修制度、資格取得支援制度を確認しましょう。未経験や無資格OKの求人を選ぶ場合は、入職後にどの業務から始めるのかも大切です。ブランク歓迎、40代活躍中、50代活躍中、主婦・主夫歓迎などの記載がある求人は、さまざまな背景の方が働いている可能性があります。
副業として介護職を選ぶなら、派遣やパートから始める方法もあります。派遣では、日勤のみ、週3日からOK、平日のみ、土日休み、扶養内など、希望に近い条件を相談できる場合があります。本業がある方は、「副業として働きたい」「本業のシフトに合わせたい」と登録時に伝えることが大切です。
経験者の場合は、介護福祉士や介護職員初任者研修の資格を活かし、訪問介護やデイサービス、介護付有料老人ホームなどで働く選択肢があります。未経験者の場合は、研修制度のある職場で、見守りや補助業務から始めると安心です。
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介護職の副業は、働き方を間違えなければ、収入アップだけでなく経験の幅を広げるきっかけにもなります。大切なのは、就業規則、体調管理、勤務時間、仕事内容を確認し、自分に合う範囲で始めることです。